西天下茶屋駅(大阪府大阪市西成区)

 

南海電鉄高野線汐見橋線)の駅。

駅舎の駅名の看板が先日取り外され新しいものになってしまった。

外観からして昔ながらの佇まいを醸し出している。

それもそのはずで、駅舎が建築されたのはなんと大正時代にまで遡るらしい。

大阪市内という大都市にある駅とは到底思えないレトロな雰囲気がたまらない。

駅舎自体、洋風建築であり、駅の経緯から大正ロマンを感じてしまう。

 

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南海電鉄の中でも平均乗降車数がかなり低い方の駅であり、駅もそんな佇まいを醸し出しているかのようだ。

 

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都会にある駅でありながら、線路の草の生え具合にも懐かしい何か感じさせる。
駅内部の造りが現在の駅にはない素晴らしい意匠で、この駅舎自体をずっと見ているとタイムスリップした感を憶える。
 

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写真は踏切から撮ったものだが、入場券を買ってホームに入ってしまおうか、かなり悩んだ。そのくらい駅舎自体が素晴らしい。

この日は平日昼間であったせいか、ホーム、駅舎に人影はいなかった。
先ほど書いた通り、平均乗降車数がかなり低いというのもあるのかもしれないん。
電車の本数も少ない。

しかし、この付近にある商店街はそれなりに人出もあり、活気がある。

 

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駅周辺、特に規模の大きい商店街には懐かしい面影が濃く残っている。
実はこの商店街目当てでここを訪れた。
この辺りの商店街群は日本全国の商店街と比較しても、かなり昭和感あふれる濃厚で人情味あふれる素晴らしいアーケードが今も活き活きと存在している。
続いて西天下茶屋駅周辺の商店街へ足を伸ばしてみた。

この西天下茶屋駅は駅の存在そのものが絵になるような駅。
南海電鉄にはこのような個性的な駅が他にもある。